快適に暮らせるだけでなく、エコに暮らしたいと願っているのなら、平屋住宅を選択肢に入れてみましょう。
建売分譲住宅の多くが二階建ての一戸建てで新築されていますが、注文住宅では平屋住宅の人気も高く、限られた敷地面積の土地でも暮らしやすい住まいに仕上がっています。
平屋住宅を注文住宅で新築するなら、断熱にも注目しましょう。断熱性能が高くなればなるほど、家計における光熱費の節約効果は大きくなるからです。平屋住宅は二階建てと比べて壁の施工面積が少なくなりやすく、断熱材を効果的に施工しやすいのもポイントです。
壁材の内部にグラスウールを施工する断熱が有名ですが、グラスウールは扉材の内部にも施工できます。床板フローリングにも施工すれば、床暖房の効率も向上します。
注文住宅ならば天井の施工で自由度が高く、屋根裏と天井裏にグラスウールを施工できます。グラスウールの効果はエアコン効率を向上させるだけでなく、自然な涼しさや暖かさを逃がさないので、必要以上に空調設備を利用しなくても良くなります。
平屋住宅の間取りは通気性を確保しやすいのも特徴です。階段を設計しなくて良いので、建物全体に空気が循環するように設計しやすいからです。デッドスペースを減らせるのも特徴です。
通気性が良くて、部屋ごとの断熱性が良いので、天気の良い日には風を住まいに入れて乾燥させて、換気の後は扉を閉めて各部屋ごとの断熱性で快適な温度と湿度を維持します。
平屋住宅はコンパクトな設計ですから、シンプルな間取りに仕上げるのも容易です。二階建てと比較したときに平屋住宅は、収納力が小さいのではないかと不安になる可能性もあります。
平屋住宅で収納力を高めたいときは床下収納と屋根裏収納に注目しましょう。床下収納は一般的な一戸建てでも活用されている施工ですが、屋根裏収納は階段を設計しなくてもハシゴでも昇り降りできるように設計できます。
屋根裏は湿気がたまりにくいので、軽量の衣類や布団の収納に役立ちます。屋根塗装と外壁塗装の塗膜は経年劣化します。塗膜の劣化は壁材の内部の断熱材を劣化させる影響があります。
適切なタイミングで再塗装すれば断熱材を劣化させにくくできますし、一戸建てそのものの保護効果も回復させられます。
平屋住宅は屋根塗装と外壁塗装の作業が容易なので、作業時間の短縮効果と工事費用の節約効果も期待できます。維持管理コストもコンパクトなのが平屋住宅の特徴です。