最近は働く女性が増えてきており、結婚したり、出産をしたりしても働き続ける人が増えてきています。子供を育てていくために、近隣に親が住んでいる場合、協力して子育てをすることを選ぶ家庭が多くなってきていますが、二世帯住宅を構えて、しっかりと連携しながら仕事と育児を家族で行うという選択肢が一般的になってきています。二世帯住宅は、従来は、親が望んだり、親の手伝いが必要になったりして決断する人が多かった昔に比べて、最近は、子供世帯の方から望むことが増えてきている傾向があります。
二世帯住宅を建てるときには、二世帯分の要望や家族の過ごしやすさ、こだわりなどがあるため、注文住宅で新築する人も多く、資金面でも、親が持っている土地に建てることができたり、親と共同で支払いをしたりすることができるため、大きくて比較的価格が高くなっても支払うことができるケースがたくさんあります。いろいろな年代の人が一緒に生活するので、小さな子供や高齢者でも過ごしやすい、断熱性が高い家が新築の主流です。
断熱性が高い家は、冬の寒さや夏の暑さに対して強く、室内を一定の温度に保ちやすい性質があるため、暮らしやすいというメリットが大きいのですが、光熱費の節約効果も高いことも見逃せないポイントのひとつです。家族が多いと、光熱費がかさみがちで、特に部屋の数が多く、水回りが2か所ずつある二世帯住宅では、光熱費をおさえることが、家計に大きな影響を与える要因になります。住み心地が良く、光熱費の節約ができる断熱性を重視して家づくりをすることは、二世帯住宅にとって重要です。
資金面や立地、気に入った物件があったなどの理由で、二世帯住宅の中古を購入する人も多く、市場も盛況です。中古物件を購入した人や新築で建てたけれども年数がたち老朽化してきた人などには、断熱性を高めるリフォームがおすすめです。古い家は、どうしても寒さや暑さに弱く、光熱費がかさむようになってきてしまいます。人数が多く部屋がたくさんあり、水回りが2か所以上あることが多い二世帯住宅では光熱費が占める生活費の割合が多くなると家計に大きな影響を与える事になります。これからかかる光熱費を断熱のリフォームにあてることで、将来的な光熱費を削減することが期待できる上に、冬は暖かく、夏は涼しい家になることも期待できるので、いろいろな年代の人が暮らす二世帯住宅にとって、快適性を高めることも大きなメリットです。