さまざまな不安を感じて建替をする人が増えています。

度重なる地震などの影響もあり、自分が住んでいる家の安全性に満足していない人が建替をするケースが見られます。耐震工事などは内容によってもピンからキリまでですが、有事の際には住んでいる人の生命を守るものですので、国も耐震工事などのリフォームについては減税などの制度を決めて奨励しています。少し前までなら、耐震性を高めるためには柱間の筋かいを増やしたり、柱の継ぎ目を金物で補強するのが一般的でしたが、最近はさまざまな研究などが進んでおり、屋根の重さを軽くして家の重心を低くしたり、1階の部屋を小さくして安定性を増やしたりする構造的な対応が新築住宅には取られています。建替の際には、デザイン性や住みやすい間取りなどに加えて、安心して長く住むための耐震性や耐火性だけでなく、気密性や断熱性の高い家づくりを目指して欲しいです。建替えでも家は一度新築しますと、最低でも20年は住み続けることになりますので、住む人が満足できる家づくりを目指して欲しいです。

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